月夜のでんしんばしら

日々のこと

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ルーシー

12月5日の朝、我家の家族の一員である猫のルーシーが天へと上った。

その日は母の実家の法事があり、父と母は前夜から京都へ泊りがけで外出していて留守中の猫のお世話は父の姉である私の叔母にお願いしていた。
前日までご飯もたくさん食べていたのに、叔母が行った朝はお水しか飲まず、その後横たわり眠るように静かに息をひきとったと聞いた。
法事が始まる前に電話で聞いた両親は、終わるや否や急いで帰り、叔母の家でルーシーと会った。叔母はお花も買ってきてくれ、体を綺麗に拭いてくれて、柔らかいタオルで体を包み箱の中にルーシーを寝かせてくれていた。

両親は私の体を気遣い、伝えるべきかどうかを迷いに迷い、母は翌日の日曜朝、私にメールを送ってきた。
前夜から私は急にお腹を壊し、その朝も体調が優れなかった。何故かずっと苛々不安が止まらず、後に「ああそうだったのか」と1人納得した。
状況を悟った相棒が、迷わず兵庫から徳島まで車を走らせてくれたお蔭で、生身のルーシーと私も会う事が出来た。
私を待っていてくれた様に、両目をしっかり開けて、青い瞳でいつもの悪い目つきをしてじっと見つめ返してくれた。
生きていた頃より生きている様だった。

病院の健診ではどこも悪いところが見つからず、それでもやはり19年という歳月が体の機能を低下させ、ずっと体調はよくなかった。両親は京都へ向かう際、もしかしてと感じたという。

最後に体を何度も撫でられたルーシー、両親2人が家を後にしたのを見送って、いま静かに眠りにつこうときっと思ったのだ。
19年まえ、まだ私が中学に入ってすぐの頃、母が知り合いの猫が子猫を生んで、1匹器量の悪いのが余っていてかわいそうだと、小さな小さなプレゼントボックスくらいの箱にルーシーを入れて持って帰ってきた。

箱を開けたら上を見上げたミーアキャットみたいな動物がいて、とてもでないが猫らしい風貌ではなく、そんな所が私は凄く気に入った。性格も猫らしくなく、誰に甘える事もなく、それでいて誰に迷惑をかける事もなく、いつも目つきは悪いが頭が良く、人間を馬鹿にしていて、斜めから物事を見ている様な、実に変わった猫だった。ますます彼女が気に入った私は、ペット、猫、としてではなく相棒としてずっと一緒に暮らしてきた。そんな猫なので、私たちからしつける事は殆どなく、私とルーシーは同等に喧嘩をし、同等に遊びそして話しをした。いつもクールなルーシーだけど、家族が悲しみにくれる時は不思議と頭をこちらにこすり付けてきてくれた。

来年、私の出産の里帰りの際は、また一緒に暮らせると楽しみにしていたのに。
先月、帰郷した際、随分汚れたルーシーを久しぶりに私がお風呂に入れた。体をマッサージすると、気持ち良さそうに私の顔をクンクンして「にゃ」といつもの様に短くないた。

2年前の11月、ルーシーの息子であるじゅうぞう♂も他界した。彼のことを忘れた事はないけれど、この季節になるとより一層じゅうぞうの事を思った。そんな矢先の出来事。
コピー ~ IMG_0002
じゅうぞう♂ 奥はあんこ♂家出猫
コピー ~ P4070250
じゅうぞう&ルーシー 親子で団子
コピー ~ IMG_0001
まだ1歳にもなっていないルーシーが5匹の子猫を出産  夜中に立ち会ったのが忘れられない
コピー ~ IMG
昔から体がふにゃふにゃで華奢だった


じゅうぞうも敷地内に埋葬しているので、ルーシーもその近くに皆で埋めた。

ルーシーの体が大地に溶け、それを養分として草木が芽生え、母が育てたたくさんの花と共に春を迎える事だと思う。
埋葬し終えた頃にはもう空は暗く、満点の星空が広がった。

家に1人で居ると、どうしても涙を流してしまう。
なのでこうして写真を見返す事はきっと出来ないと思っていたけれど、書く事見る事でルーシーとの記憶が蘇り、
結果気分も落ち着く事が出来た。
泣いてばかりいると、きっとまたあの小馬鹿にした顔で「フンッ情けない」と言われそうなので、背筋を伸ばして、きっとまたいつか何処かで会えるであろう強気な彼女を心に、私はこれからを頑張らなければ。

ルーシー、見ててね。  それから 本当にありがとう。

Comment

[308]

悲しみは 時と おなかのbabyが癒してくれるよ。

[309]

号泣してしまいました。
ルーシー、眠って天国にいっちゃったんだね。
みんなに愛されたルーシー。
とっても幸せだっただろうね。

[310]

19歳・・・!
19年も生きられる猫なんてほんの一握り・・
ルーシーの猫生は幸せで、最高だったね!
また生まれ変わったら、みんなのもとに
帰ってくるはず・・・(u‿ฺu✿ฺ)
ルーシー、もう虹の橋、渡ったかな..

[311]

★皆様 温かい言葉 本当に本当にありがとう★

ろびちゃん、ふりこちゃん、きなこちゃん、いつもありがとう。こんな長くて暗いブログにいつも来てくれること、その上あたたかい励みの言葉をくれること、顔を知らない皆様なのに、とても身近に感じます。

本当にありがとう。
そして これからもどうぞ宜しくお願いします。

ecaille

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